阪神むちゃくちゃ強い!
強すぎて、気持ち悪いね。お尻がむずむずする。
開幕以来7カード連続勝ち越し。
連敗しない盤石の強さで首位を快走中。
なんでまたこんなに強いのか。
まず、戦前に言われていた不安を払拭する先発陣のがんばりが、何といっても最大の要因だね。
やはり開幕で安藤が形を作ったのがきっかけかな。
あの開幕の1勝は大きかった。
安藤はやっぱりやればできる子。セットアッパー時代の外角に糸を引くようなコントロールはそのままに、出来が良くても悪くても我慢強く試合を壊さない。
それに万年右のエース候補(なんて言ってる年齢じゃないけど)福原が続く。今年は通年の活躍を期待きるかも…。
さらに岩田が一本立ちし、新戦力アッチソンもきっちり計算できる。この2人のプラスオンは大きい。
岩田は体境の弱さを克服しつつあるようだ。持病があり、華奢に見えるが、投げてみるとスタミナを切らさず、打てそうで打てないストレート。スピードガンでは計時はそれほど出ていないのだが、球持ちがいいのだろう。
これに触発されて、すでに実績がある下柳も奮起して、何と完投を含み、長いイニングを引っ張れるようになった。
これに続くセットアッパー、ストッパーも十二分の仕事。
とてもウイリアムスを欠いているとは思えない充実ぶりだ。
個人的に一番評価しているのは渡辺だ。試合展開のキーとなる6回あたりを持ち前の度胸と、決して高くない身長から伸び上がるようなストレートでびしっと閉めて、相手に流れを渡さないのは見事。
もちろんクボタン、球児の信頼感は相変わらず。
クボタンは点差があるとちょっとしたポカが出るけど、大丈夫、気合を入れ直せばマウンド上で弁慶のように立ちはだかり、胸板で打者を圧倒する。打者を抑えてマウンドを降りるさまは、フンフン鼻息が聞こえるようだ。
球児は開幕当初こそやや不安があったけど、今はもう何の不安もない。開幕でちょっとボールが走ってなかったのは、単にピークをそこに持ってこなかっただけなんだろう。そんな中でも変化球を交えながら抑える技術を見せ、ストッパーとしての経験値を見せ付けている。
打者陣は個々それなりに打っているが、一番目を引くのが次の塁を貪欲に狙う走塁。
昨年の野球盤状態(注:ヒットで1ベース、2塁打で2ベースずつしか進まない)の走塁はどこへやら、アグレッシブな走塁が目立つ。
もちろん平野の加入で1・2番の機動力がアップしたことが大きな影響を及ぼしている。赤星もオフトレの効果で首から背筋の不安がないようで、ストレスなくガンガン走っている。初球から盗みに行く速攻あり、走るぞ走るぞ、とプレッシャーを掛けて無駄なボールを投げさせる遅攻あり。
この中でもチームの雰囲気を変えているのは金本だ。
彼もオフの治療が効いて今年は痛みを気にせず走れるようだ。金本が全力疾走していれば他の選手はサボれないよね。
この波及効果が端的に現れたのが巨人戦での今岡の走塁。
走者1塁に今岡、打者鳥谷のレフトよりの深めへ放ったセンター前ヒット、スタートを切っていた今岡は2塁を回って3塁へ!え!マジで!
本人を除く選手観客全員が驚く中、豪快にスライディングし3塁セーフ。センター前ヒットで1走が3塁なんてスゴイね!
とにかく鈍足のイメージが強い今岡にしてこの攻めの走塁。それ以外にも、ワンヒットで1塁3塁を作る場面が目に付く。そうすると次は外野フライで1点、あるいは浅いイニングなら内野ゴロで1点。
こんなの昨年までの阪神では考えられない。昨年は中日によくやられていたパターンだ。
こういう、嫌らしく、また塁をクルクル進めていくような野球の気持ちがいいこと。相手にやられるととめどなくムカつくのに、自分の愛するチームならムチャクチャ気分がいいものだね。これが阪神にできるとは思ってなかったよ。
選手采配を見ても、今年は、昨年のように先発投手をとにかく5回で変えてあとは誰か+JFK、というワンパターンではなく、引っ張る投手は引っ張るし、展開によってはスパっと変えるし、それがことごとく当たる。
野手陣の起用も、矢野と野口の併用がうまく刺激しあってリード面に相乗効果を生んでるし、スタメンも、ガマンし続けた今岡をいったん休ませ葛城を起用。それで葛城が満を持しての活躍。また関本にしてもそう、と、何かやることなすことうまくいっている。
もしかして岡田監督、名将の予感???
というわけで、とんでもない大化けニューヒーローが出たわけでもなく、打線が当たりまくっているわけでもなく、それなのにこの勝ち先行。
これは相当強いに違いない。
選手層も厚く、多少のケガ人が出ても問題なし。
今年は五輪で各チーム選手が抜ける期間があり、その影響がどうなるか、という気になる点はあるけど、今のような野球をしていればこのままフルシーズン、走り抜けちゃうかも。
とにかく今のタイガースはいい野球をしているし、このままずっと楽しませてほしいな、と思うわけです。
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